受賞が証明する“技と味”
今野さんが育てるサンふじは、数々の品評会でその品質が認められています✨

- 2018年 東根市ふじりんごコンテスト 第一位(県知事賞)
- 2018年 山形県ふじりんご品評会 第一位(農林水産大臣賞)
- 2019年 山形県ふじりんご品評会 第三位(山形県知事賞)
- 2020年 山形県ふじりんご品評会 優秀賞
- 2020年 東根市ふじりんごコンテスト 最優秀賞 第一席
- 2023年 東根市ふじりんごコンテスト 第一位(県知事賞)
- 2024年 東根市ふじりんごコンテスト 最優秀賞 三席
品評会で審査されるのは、色づき・果形・糖度・バランスなど、あらゆる基準。
そのなかで繰り返し受賞してきたことは、今野さんが日頃から徹底した管理とこだわりを持っていることの裏付けになります。
職人の手が生む冬の贈り物

- 剪定
来年・再来年を見据え、枝の養分の流れを意識して太く均一な枝を残し、細い枝や息苦しい枝は整理。樹勢を整えることで、果実の大きさや着色をコントロールします。
- 摘花・摘果
花芽の状態や前年の実のつき方を見ながら、適度に実を間引きます。過剰に取らず、今年の収穫と来年の樹勢のバランスを考える作業です。
- 葉摘み・玉回し
木漏れ日程度の光を意識して葉を調整。1つ1つの果実を回転させ、日光を均等に当てることで着色ムラを減らします。
- 無肥料・減農薬
10年以上続く無肥料栽培で、土壌の自然な循環を活かしています。農薬も必要最低限に抑え、虫の発生時期に合わせて臨機応変に対応します。
- 霜対策・水分管理
霜の危険時は散水で枝や芽を氷結させ保護。干ばつ時も定期的に散水し、果樹に必要な水分を管理します。
こうした手間ひまかけた工程が、果実の統一感や美しい色、シャキッとした食感、甘みと酸味の絶妙なバランスを生み出しています。
未来を見据える果物づくり

今野さんはもともと農業に興味がなく「絶対に農家にはならない」と思っていたそうです。
デザインを学んだ後に別の道へ進もうとしていた矢先、東日本大震災が起こり、家業を手伝うことになりました。その経験をきっかけに農業と向き合い、今では誇りを持って果樹園を守られています。
お母さまはアルゼンチン出身。今野さん自身も子供のころに何度かアルゼンチンを訪れた経験もあり、国際的な感覚や自由な気質も今野さんの人柄に影響しています。
「りんごは、酸味が少し残っている方が一番おいしい」
そう語る今野さんは、甘さだけを追い求めず、果物本来のバランスを大切にしています。
「農業は一年中手がかかるけど、全部つながっている。剪定も、摘果も、収穫も、来年につながる大事な仕事。自然と向き合って工夫していくしかないんです。」
農作業中の今野さんの表情は真剣そのもの。けれど、栽培の話題になると少年のように目を輝かせます。自然に寄り添い、手をかけ、未来を見据える今野果樹園の果物には、そんな想いがたっぷりと詰まっています。
